タイ現地DX推進の実態②
Date : 28-01-2022
製造現場業務を俯瞰して課題解決策を
工場におけるMTO(Make to Order)システムソリューション
Thai NS Solutionsは、お客様それぞれの生産現場におけるビジネス課題解決を実現する“お客様ごとの固有の要件を踏まえたオーダーメイドでのシステム設計・開発力”をご評価いただいています。
一般的な製造現場を例にすると、各工程において様々なシステム化・データ活用の方法があります。
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部材入荷
購入情報と納入品を照合し、現品タグを発行。バーコードがない伝票はOCR活用 -
現品タグ
対象に応じてバーコード、QRコード、RFID、OCR読み取りを適切に使い分ける -
検品
納入品の検査データを購入履歴と連携して記録、不適合品をリジェクトする -
部材在庫管理
現品タグと棚IDでロケーション管理、システムで入荷履歴も追跡可能 -
部材ピッキング
現品タグとピッキング指示をハンディターミナルで照合 -
投入部材照合
作業指示/現品タグを照合しトレサビ情報を記録
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工程マスター
製品の工程マスターをシステム化し、間違った工程に進まないよう管理する -
資材所要量計画
生産計画に基づき必要な部材の所要量を計算し、調達量を決める(MRP) -
基準生産計画
設備やラインの製造能力を計算して生産日程を計画する(MPS) -
作業進捗管理
システムから作業指示を発行し、作業の進捗を管理する -
作業文書管理
業務文書の起草、承認、発行をワークフロー化し、適合文書を迅速に取り出す -
棚卸
バーコード/QRコード/RFIDを活用しハンディターミナルで棚卸を行う
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作業者管理
作業員の名札タグをスキャンし、技能照合と作業記録を収集する -
日報記録
作業日報をハンディーターミナル等でペーパーレス化し集計を容易にする -
製造実績
作業指示/現品タグ/機械タグを照合し、製造進捗と実績を収集する -
治工具管理
治工具にタグを取付け貸出/返却/履歴管理を行う -
稼働情報収集
I/F, RPA等のIoTを用いて作業指示単位に設備の稼働情報を自動収集する -
仕掛/半製品管理
現品タグと棚IDでロケーション管理し、システムで製造履歴も追跡可能
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合否判定
現品タグ毎に合否を記録し、良品を正確に分別する -
検査記録収集
I/F, RPA等のIoTを用いて作業指示書単位に検査機器からデータを自動収集する -
成績書発行
検査成績書の発行し、現品タグとシリアルナンバーを記録する -
不適合品管理
現品タグに不適合を記録し、後工程への流出防止と共に是正状況をトレースする -
不適合品報告
不適合品の発生を関係部門にE-Mailで自動通知、不適合品拡大を防止する -
不適合品対処
不適合品のリワーク/再格付け/廃棄指示をワークフロー上で関係部門が承認する
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完成品在庫管理
現品タグと棚IDでロケーション管理し、システムで製造/検査履歴も追跡可能 -
出荷引当て
完成品在庫を受注に引き当て、出荷伝票を作成する -
梱包・荷揃え
出荷伝票と現品タグを照合し、規定の梱包・荷揃えと照合する -
通い箱管理
顧客との通い箱やコンテナにタグを取付け貸出/返却/履歴管理を行う -
発送手配
発送伝票を発行し、運送業者に連絡、出荷量に応じてトラック台数を調整する
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購買要求
製造部門等からの調達要求を管理し、価格/納期の調整をワークフロー化する -
ベンダー見積り
購買要求を受け、ベンダーから取得した見積りの価格/有効期限を管理する -
資材調達
ベンダー見積り結果に基づき資材を発注し、受領後、支払処理を行う -
購買予測
販売予測や過去実績に基づき部材の購入量を予測する -
一般購買
直材ではない一般品の購買要求から承認・手配をワークフロー化する
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案件管理
顧客の引き合いに対する見積りの積算、及び履歴管理を行う -
受注処理
顧客からのPOを受注処理し、見積りへ紐づけ、納品後請求処理を行う -
在庫販売
完成品在庫の引き当て指示を行う。また在庫に応じて生産指示を発行する -
受注販売
在庫を持たない製品の生産指示を発行する -
販売予測
顧客情報や過去実績に基づき製品の販売量を予測する -
クレーム処理
顧客からのクレームをワークフローで関係部門に連絡し適切な処置をする
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原価計算
製品/カテゴリ単位で製造原価の計算し、原価改善につなげる -
資産管理
固定資産や備品に現品タグを取り付けスマホ等で棚卸を行う -
固定資産税計算
固定資産の減価償却費を計算、帳簿価額を算定し、ERPに連携する -
E-Tax
納税電子書類に電子証明書を付与し、当局に送信する
▲製造業におけるMTOソリューション概略
これら1つ1つの取り組みがDXの一部であるといえますが、自社における課題や現状をすべて誰かが把握することは不可能です。すでに部門ごとにシステム化への取組みを行なっている場合でも、それぞれが噛み合っていない、またはどこかに弱点があるために全体の高収益化を阻んでいる場合が多くあります。
現場課題の洗い出しから業務全体の見直しへ
DXの実現には、最終的にどのような姿を目指すのか?はじめに自社の現状を俯瞰して理解するとともに、将来のビジョンや目的を明確にすることが大切です。
一方で、タイの現地法人ではITご担当者様の所掌範囲が多岐に渡ることが多く、マンパワー起因によりDXの推進体制にお悩みをお持ちのお客様がほとんどです。
Thai NS Solutionsはシステム開発・導入にとどまらず、お客様の現場に潜んでいる課題を洗い出し、解決への道筋を立てるお手伝いをしています。特に、日系企業への導入実績を多く積み重ね、日本人×タイ人のコミュニケーションの壁をも超えたノウハウを構築してきました。
「お客様のファーストDXパートナー」を目指し、タイ現地に根差したご支援を実施しています。
その中で、『DX化を進めたいけど、何から始めたらいいか分からない』というような、ざっくりとしたご相談を受けることも多くありますが、弊社としては大歓迎です。まずは壁打ち段階からご支援させていただきます。私たちがお客様の業務に寄り添って、あるいは全体を俯瞰して見渡すことで、お客様内で気付くことができない解決策が生まれます。
タイで長年積み重ねた知見をもとに、必要な要件をお客様と共に考え、Make To Orderでその要件に基づき適切にシステム化することができる点がThai NS Solutionsの強みです。お客様に最適なビジネス像を練ることからお手伝いできるベンダーはタイではまだ少ないため、ご評価をいただいています。
次章では、もう少し具体的にお客様の課題に沿った事例をご紹介させていただきます。
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