第2章: タイ現地DX推進の実態 製造現場業務を俯瞰して課題解決策を
Thai NS Solutionsは、お客様それぞれの生産現場におけるビジネス課題解決を実現する“お客様ごとの固有の要件を踏まえたオーダーメイドでのシステム設計・開発力”をご評価いただいています。
一般的な製造現場を例にすると、各工程において様々なシステム化・データ活用の方法があります。
部材入荷
現品タグ
検品
部材在庫管理
部材ピッキング
投入部材照合
工程マスター
資材所要量計画
基準生産計画
作業進捗管理
作業文書管理
棚卸
作業者管理
日報記録
製造実績
治工具管理
稼働情報収集
仕掛/半製品管理
合否判定
検査記録収集
成績書発行
不適合品管理
不適合品報告
不適合品対処
完成品在庫管理
出荷引当て
梱包・荷揃え
通い箱管理
発送手配
購買要求
ベンダー見積り
資材調達
購買予測
一般購買
案件管理
受注処理
在庫販売
受注販売
販売予測
クレーム処理
原価計算
資産管理
固定資産税計算
E-Tax▲製造業におけるMTOソリューション概略
これら1つ1つの取り組みがDXの一部であるといえますが、自社における課題や現状をすべて誰かが把握することは不可能です。すでに部門ごとにシステム化への取組みを行なっている場合でも、それぞれが噛み合っていない、またはどこかに弱点があるために全体の高収益化を阻んでいる場合が多くあります。
DXの実現には、最終的にどのような姿を目指すのか?はじめに自社の現状を俯瞰して理解するとともに、将来のビジョンや目的を明確にすることが大切です。
一方で、タイの現地法人ではITご担当者様の所掌範囲が多岐に渡ることが多く、マンパワー起因によりDXの推進体制にお悩みをお持ちのお客様がほとんどです。
Thai NS Solutionsはシステム開発・導入にとどまらず、お客様の現場に潜んでいる課題を洗い出し、解決への道筋を立てるお手伝いをしています。特に、日系企業への導入実績を多く積み重ね、日本人×タイ人のコミュニケーションの壁をも超えたノウハウを構築してきました。
「お客様のファーストDXパートナー」を目指し、タイ現地に根差したご支援を実施しています。
その中で、『DX化を進めたいけど、何から始めたらいいか分からない』というような、ざっくりとしたご相談を受けることも多くありますが、弊社としては大歓迎です。まずは壁打ち段階からご支援させていただきます。私たちがお客様の業務に寄り添って、あるいは全体を俯瞰して見渡すことで、お客様内で気付くことができない解決策が生まれます。
タイで長年積み重ねた知見をもとに、必要な要件をお客様と共に考え、Make To Orderでその要件に基づき適切にシステム化することができる点がThai NS Solutionsの強みです。お客様に最適なビジネス像を練ることからお手伝いできるベンダーはタイではまだ少ないため、ご評価をいただいています。
次章では、もう少し具体的にお客様の課題に沿った事例をご紹介させていただきます。
28-01-2022