DXとはデジタルトランスフォーメーションの略で、デジタル技術を活用して業務プロセスを変革したり、新たなデジタルサービスを創出したりすることです。
経済産業省の「DX推進ガイドラインVer1.0」によると、DXは次のように定義されています。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
出典:デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン
DXという言葉自体は何となく聞いたことがあったり、本社等からDX推進の要請を受けるケースが増えているのではないでしょうか。IT化やデジタル化とは、既存の業務の一部を、アナログからデジタルに置き換えることです。一方DXとは、IT化やデジタル化という手段を通して、サービスやビジネスモデルの変容という目的を達成することです。例えば、今まで紙ベースや書類で保存していたデータをデジタル形式に変更した場合、それはIT化やデジタル化に当てはまります。更にそのデジタル化されたデータをデジタル技術によって分析し、効率性向上や新製品開発に活用することで業務プロセスを変えれば、それはDX化に該当します。
DX推進と言われても何ができるか、どこから手を付けて良いか分からないというお客様に対するコンサルティングサービス、課題の発掘からシステム化ご検討に際しての簡易的な実地検証(PoC)、開発から運用・保守までワンストップでご支援できることを強みにしています。
AI機械学習による物体認識 活用事例
TOSTEM Thailand様
棚卸への活用
教師データ(画像データ等)を基にAIが機械学習を実施し、モバイルアプリケーションにて物体の形状や数量を自動で認識。棚卸業務の効率化に活用可能です。
検査工程への活用
教師データ(画像データ等)を基にAIが機械学習を実施し、モバイルアプリケーションにて適合率を表示。製品の出荷前検査の簡略化に活用可能です。
OCRリーダによる自動文字認識活用事例
製造業A社様
製造データ収集への活用
これまで手書きで記載していた製品データの帳票や、製品に刻印された型番情報等をOCRリーダで自動的に読み取り、電子データ化することで現場に点在する紙ベースタスクを削減。情報転記の稼働削減や転記ミスによるトラブルを防ぎます。
また、蓄積したデータの活用により、不良防止や作業の生産性向上等の効果も見込まれます。
RFIDの活用による製造現場改善事例
製造業B社様
棚卸業務効率化への活用
これまで棚卸時に目視で固定資産ラベルと現物を確認していたことにより、固定資産が移動した際の移動先の場所が把握できず、工場内を探し回る稼働が発生していた。
上記課題解決に向け、RFIDとGPSを連動させたシステム構築により固定資産の移動管理も 実現し、ラベル読み取りタスク、棚卸業務にかける人的稼働を圧倒的に削減。
利用場所、活用用途に応じたRFIDリーダの採用が可能です
固定式リーダ、アンテナ
ハンディスキャナ
ロボット型
ツールボックス
ストレージ
自動ドア
出荷ゲート
通り抜けゲート
管理対象物(張り付け対象物)の特性に応じ、タグの種別が選択可能です
使い捨て
固定式リーダ、アンテナ
使い捨て
固定式リーダ、アンテナ
使い捨て
固定式リーダ、アンテナ
再利用可
固定式リーダ、アンテナ
再利用可
長距離読み取りタグ
再利用可
長距離読み取りタグ
再利用可
長距離読み取りタグ
DXを推進する上で重要になる通信環境の構築において、近年では高品質な5G通信のニーズも高まっています。
一般的に「高速大容量通信」「超低遅延通信」「多数同時接続」を特長とする通信環境ですが、ご利用用途、ご利用場所やご予算等の条件により、いくつかの構築パターンが存在します。
例えば、これまで作業員の目視のみで製品の検査をしていた企業が、AI画像認識と組み合わせた検査工程にすることにより、正確性の向上や属人化の防止、さらには検査員の数を削減して他の生産性が高い業務に充てる等、企業の成長に向けたリソースの最適化が図れます。さらには、その先にあるビジネスモデルの変革や組織改革が実現できます。
多くの企業では、これまでの歴史の中で蓄積してきた膨大なデータがあるかと思います。
一方で、それらデータを適切に収集、分析して有効活用できている企業は少ないのではないでしょうか。
DX推進の第一歩となるデータ収集をシステム化にて実現することで、企業の財産となるデータを無駄なく収集することが可能になります。
蓄積したデータを有効に活用する
例えば、蓄積した検査データの分析により、特定の条件下(気温、湿度、時間帯、作業者等)において不良が発生する頻度が多いことが分かれば、デジタル化やIT化によって設備の異常状態を事前に把握して、手早く対応することが可能になります。事後対策ではなく、事前防止のメンテナンスを実現できるようになれば、結果的に設備のメンテナンスコスト削減に繋がり企業全体の利益拡大が期待できます。
一言にDX推進といっても、本社や経営層の期待値、現場の課題は企業ごとに異なり、実現したい姿や投入できるリソースも多種多様です。
DX推進プロジェクトを通し、多くのステークホルダーと共に「正解のない問題を考え続ける」トレーニングを行うことで、深い思考力を身に付け、企業の成長を後押しする強力な人材育成に寄与するのではないでしょうか。
例えば、製造現場であれば、行われている業務の中から自動化したいものに適したソリューションを導入します。ロボットで製造ラインの一部を自動化させたり、画像処理技術を活用した検査装置によって検査工程を自動化するなどのケースが想定できます。
また、デジタル化を図ることで計画、製造、出荷までの生産工程周りの様々なデータを収集し、製造現場が抱える課題の”見える化”が可能になります。可視化された課題に対して有効なソリューション(生産管理システムやAI技術を搭載したIoTプラットフォームなど)を導入することで、最適な生産効率を実現した製造現場を創ることができるのです。
・現状の課題感やご要望をヒヤリング
・プロジェクト計画策定
・導入範囲や要件の検討
・業務フロー確認
・マスター設計
・運用定義と設計
・技術環境の決定・準備
・マスター作成支援
・システム設定支援
・パッケージセットアップ
・追加開発
・人材の確保やツールの選定
システムと現実のデータを一致
・伴走支援
・環境変化への対応
・システム監査
・パフォーマンス改善
・アップグレードの検討
導入検討から運用開始後の保守サポートに至るまでのシステムライフサイクルを継続的にご支援
現場のタイ人層と経営層との意見を取りまとめながら要件定義を実施
日本語、英語、タイ語を用いた多言語コミュニケーション体制にてプロジェクトを推進
稼働初期段階の手厚いサポートをはじめ、システム運用の定着度合いに応じた保守メニューをご提案
経験豊富なインフラエンジニアがお客様ごとの最適解をご提案
お客様の合意を取りながらフェーズごとに責任をもってプロジェクトを実行し、システム導入失敗のリスクを最小化
System Engineering &Planning 1
Deputy General Manager
Thaweesak Charoenrungsakul
System Engineering &Planning 1
Deputy General Manager
Thaweesak Charoenrungsakul
当社では、お客様のビジネスに最適なITインフラ整備をご支援しています。お客様の現在のITインフラの状況を把握し、問題点や改善点を洗い出し、最適なITインフラの設計・構築を行い、スムーズな運用が可能となるようにサポートいたします。また、ITインフラの運用・保守に必要なノウハウを提供し、お客様が安心して運用できる環境を整備し、柔軟に対応いたします。当社のITインフラ整備支援サービスをより詳しく知りたい方、弊社からの御見積・ご提案をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。